2011年08月19日

第二十八回 活動レポート

SAJ陸前高田復興支援ボランティア活動報告 株式会社リクルートエージェント

SAJ陸前高田復興支援ボランティア活動報告 株式会社リクルートエージェント

8月19日-20日の日程で社長を含む総勢29人が参加。リクルートエージェントからは2回目ではあるものの、ほぼ全員が初めての復興支援ボランティアということで、今まで報道や人づてで聞いた被災地の様子を自分の目で見て何かを感じよう、すこしでも貢献しようという意欲に燃えて東京を出発しました。

 朝6時、陸前高田市に到着。そこは、一本松をはじめテレビや新聞で見たことのある光景。もはや何十年も前からここは海岸だったのではというくらい何もなく土色の地面が広がっていました。しかし、よく見ると鉄筋コンクリートの建物がちらほらと散在し、そのいずれもガラス窓も、中の物もすべてがくりぬかれたように何もない。一方で、ある一線を越えると民家が完全な形で存在するという異様な光景に一同息をのみました。それでも、道路は舗装され至る所に分別された瓦礫が山積みにされていて、少しずつ人の手によって復興の準備が進められていることも感じました。けれど、それは本当にほんの一部。以前あったであろう町の形がどのようなものであったのか、それを復元するためには何が必要なのか、一個人では全く想像だにできない光景でした。

 8時前、 大型バスが大挙して集まり大混乱のボランティアセンターで割り当てられたのは「佐々木さんの家の田んぼの草刈り」。 被災された現地のボランティアセンターの話によると「田圃の草刈りは正直地元の人でもできること。でもなぜできないかというと、県外の人からするともう5か月かもしれないけれど、地元にとってはまだ5ヶ月。土を掘り起こすと何が出てくるかわからないという気持ちになってしまうなど、まだまだ心の傷が癒えていないんです」とのこよ。被災地の人々は周りで見ている人には計り知れないショックがまだ残っているということを改めて実感することになりました。また、「一見瓦礫に見えてもそれは被災者の人にとっては思い出の品かもしれない。短時間でできる限り貢献しようと急いでくださるのはありがたいのですが丁寧にお願いします」という言葉に一同厳粛な気持ちになって作業をスタートしました。作業自体は、気候も涼しく体力的にはそれほどきつくなかったものの、田んぼは広く、昼食時間も惜しんで全員でカマをもって奮闘するもほんの一部の区画の地面が見えるほどしか片づけることができませんでした。参加した全員が「もっともっと何か役に立ちたい」と後ろ髪を引かれながら帰京することになりました。

 今回、我々がしたことはほんとうに小さな小さなことかもしれません。刈った草も数日したらまた伸びてくるかもしれません。けれど、ボランティアの人間が被災地を自分の目で見て、「復興には膨大な人の手と時間を要する」ということを心に刻むこと。そして継続的に何か支援をしていこうという意思をもつということに最も大きな意味があったと思います。事実、この機会をきっかけに個人的にボランティア活動を開始したり、自社でもボランティアツアーを企画するなど継続的な活動がスタートしています。今回、このような機会を与えていただいて本当に感謝しています。

参加者からの声

「阪神淡路大震災の時に色んな人に助けてもらった経験があるので、なにか恩返しがしたいと思って参加しました。神戸と違い津波ですべてが流され何もなくなっている現地を目の当たりにして、どこから手を付けていいのか途方にくれる気持ちがしました。被災者の人の話を聞いて単純に瓦礫を片付けるだけではなく、そこに住む人がどうしたいかという気持ちに寄り添うことが大事。被災地の方々に求められることを今後も続けていきたいです。


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