2011年08月10日

第十八回、第二十二回 活動レポート

SAJ陸前高田復興支援ボランティア活動報告 SET

SAJ陸前高田復興支援ボランティア活動報告 SET
集合写真

私たちSET 学生緊急事態対策本部(Students Emergency Task force)は、公益財団法人SchoolAidJapan 様が取り組まれております「陸前高田市復興支援ボランティア」に2度参加させて頂く形で瓦礫撤去などの作業をベースにしながら、地元の方のニーズにお応えするプログラムに取り組みました。


SETは、3月11日に発生した東北大震災に対し被災地の方々が自ら復興に向けて自立した生活が出来るようになるまでの復興支援を様々なNPO、企業、学生組織と共に協力体制を築きながら行うことを目的に2011年3月13日に発足しました。
4月6日より計5回、陸前高田市広田町に現地入りし、地元の方の「心に寄り添う」支援活動を念頭に様々な活動をして参りました。津波の被害地図の作成に始まり、勉強のサポート、防災本部のお手伝い、復興記録作り、マッサージを通しての高齢者の方への心のケア、現地の方との交流、中学のバスケ部のサポート等々、社会福祉協議会では吸い上げきれないようなニーズに対してのサポートを行って来ました。


詳しくはHP に報告書が掲載しれていますので、そちらをご覧頂けると幸いです。
http://ameblo.jp/set-japan/entry-10912184326.html

今回の「陸前高田市現地入りプロジェクト」は、今までのSET の活動とは違い、77 名の参加者と共に行う活動でした。このことが、今までの現地入り活動との最大の違いでありましたが、広田町の方々が喜んで下さる活動を展開していく上での新たな可能性への挑戦ともなりました。


今回の取り組みの中で、参加者の方々と共に今まで以上に広田町の方々に喜んで頂けるお手伝いができたことは、非常に嬉しかったことです。また、参加者の方々のお話をお聞きする中で、今回のプロジェクトが、今後の日本復興を担う世代としての自覚を持つことにつながり、未来について考える機会となったという声を数多く頂くことができたことは、大きな成果となりました。


今回のプロジェクトを行う上で、ご協力してくださった広田町の方々、公益財団法人SAJ様、株式会社エイチ・アイ・エス様、また、いつも様々な形で私たちを応援してくださる全ての方々に、心より感謝致します。本当にありがとうございました。SET はこれからも、皆様と共に広田町と日本の復興に寄り添いながら、一歩一歩共に前進して参ります。
今後とも、ご支援とご協力よろしくお願い致します。


【大野海岸清掃】
広田町には田谷海岸と大野海岸の二つの綺麗なビーチがありました。しかし今回の津波で田谷海岸は消滅してし
まいました。大野海岸は砂浜が大変縮小してしまいましたが、それでも唯一のビーチとして残っています。この町の
人にとって海とはとても大切で大好きなものです。しかし、そこにたくさんの瓦礫がありとても綺麗といえる状況で
はありませんでした。また子どもたちの外での遊び場所が広田町では一箇所もありません。そこで私たちが清掃活動
を行い、綺麗にすることで時々海を見に来る方、子ども達に喜んで頂けるようにしました。
全長約300mある浜を3区分に区切り、そのうちの1区分を清掃しました。浜にはペットボトルや発泡スチロールなどの小さいものから流木や漁に使う道具など大きなものまで有りましたが、その1区分に関しては清掃完了しました。
最後に参加者全員で運んだ流木は本当に大きく、参加者一同、広田町の方のために尽力致しました。地元の方からも、「若い力っていいね、すごい大事なのよ。ありがとう。」等のお言葉を頂けました。


【大陽地区の草刈、海岸清掃】
草刈りにつきましては、宿泊に利用させて頂いた大陽公民館の共用地域の草刈りをさせて頂きました。震災以降、地域
住民のほとんどの方が、職をなくしてしまい、瓦礫撤去の仕事に追われてしまっている為、その代わりに我々が清掃させ
て頂きました。
また、大陽地区では、お盆と海は密接な関わりを持っており、震災前は綺麗な砂浜になっていた大陽海岸を同時に清掃(瓦礫撤去)させて頂きました。海岸では、無数に散らばる瓦礫、人工物(畳、冷蔵庫など)などを重点的に拾い集めながら、大陽公民館の館長より、1m60cm も地盤沈下した話や、震災時に7体もの御遺体が発見された話など、大陽海岸のお話をお聞かせ願いながら行い、意気感慨にさせられる想いがありました。さらに、津波の恐ろしさなどを改めて感じるきっかけを与えてもらいました。


海岸清掃.jpg


【物資の仕分け】
広田町に届いた支援物資は、震災の被害で、使われていない高田高校広田校舎の二階に集められています。
そこの仕分けの作業を行いました。この作業は、後日広田町の方々に物資が分配されるので、その時のため
に行いました。
物資仕分けを進めていくと、新品のものから汚れているものまで様々なものが出てくる中で、色々な考えが芽生えてきました。この物資は、いつどのような状況で送られたのか、どんな気持ちで送られたのか、この活動を通して、物資を受け取る方、物資を送る方、またその背景を考え、様々な視座に立てるきっかけを与えてもらえました。


物資.SET.jpg


【小・中学生の勉強のお手伝い】
大陽公民館にて広田中学校男女バスケ部17 名、広田小学校玄関ホールにて広田小の生徒14 名のお勉強のお手伝いをさせていただきました。企画はSET プロジェクト参加者7名ずつが練り、参加者全員で運営を行いました。
中学生チームの勉強会は三部形式で行いました。


1.他己紹介アイスブレイク
2.クイズ大会
3.持ち込み勉強会


1部では、まず大学生と中学生が2人組になり他のメンバーに向かって他己紹介を行う、というワークを行いました。お
互いを知ることで、距離がぐっと近づきました。仲良くなったところで、二部のクイズ大会です。10 名程の大中混合チーム、3チームにわかれて早押しで1位を競いました。教科は、国語、英語、算数の3科目です。大学生でも頭を捻る問題もあり、チーム一体となって、クイズ大会は大変白熱しました。三部は、中学生のみんなが持ち寄ってくれた課題や勉強道具を使って個別対応の勉強会を行いました。二部までの熱気が嘘のように、みんな真剣に勉強に取組んでいました。
小学生チームは宿題や教材を教えるチームと、空気砲を作り遊ぶチームとに分けました。
しかし、集まった小学生達の元気と勢いにより、急遽予定を変更して中庭で鬼ごっこや、子供達の遊び相手に徹しました。プールで子供達と一緒にびしょ濡れになったり、肩車をしたり、写真を撮り合ったり、私達大学生にとっても夏の思い出となる時間でした。子供達にとって人生に二度とない、それぞれの想いをよせたこの夏休みに私達大学生ができること。それは、『震災でいろいろあったけれど、東京のお兄さん、お姉さんが勉強を教え、遊んでくれた。』という想い出を残してあげることでした。そして、お勉強のお手伝いをさせていただく中で、子供たちとの交流も深まる時間となりました。


勉強.SET.jpg

集合.SET.jpg
集合写真


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