2011年09月25日

第五十六回 活動レポート

SAJ陸前高田復興支援ボランティア活動報告 大学生有志の会

SAJ陸前高田復興支援ボランティア活動報告 大学生有志の会
集合写真

約束のにぎり飯


2011年、9月25日。
「同じ国の仲間のために、力になりたい」--そんな「志」のもとに集まった「大学生有志の会」。今回の参加者は30名、全員が大学生でした。

 
 もともと私は「八王子有志の会」の一員として、7月9日に公益財団法人School Aid Japan主催の「陸前高田市復興支援ボランティア」に参加させていただきました。その時にお世話になった株式会社エイトの白柳雅文社長のご提案のおかげで、今回は「大学生」のみを連れてのボランティアを企画することとなりました。


「若者が、今の被災地を見て、感じ、行動し、後世に伝えていかなければならない」


 そんな「志」を持った大学生有志の会ですが、幅広く募集をかけたためにメンバーのほとんどは初対面。最初のバスでは若干固い空気が漂いました。しかしバス車内での自己紹介で空気は一変。互いの熱い想いを共有し、陸前高田に到着する頃には皆の目つきが変わっていました。


 今回の作業は小泉公民館前の田畑の除草作業。
わりと狭い範囲の除草作業を指示されました。参加者全員が若者だったので、「すぐに終わるだろう」とタカを括っていたメンバーが多くいました(私も含めて)。


 しかし、かんかん照りの太陽の下での作業は想像以上にキツく、メンバーの口数は次第に減っていきました。3〜4回の休憩を挟み、黙々と作業を続けました。膝の高さまで伸び散らかった雑草が、震災からの年月を感じさせました。もう、半年も経っているのです。


 作業が終了する頃には、皆ヘロヘロ。
公民館に戻って食べるお弁当は格別でした。除草した畑の地主の方から梨の差し入れをしていただき、美味しくいただきました。この梨に込められた「ありがとう」の味が、心に染みました。


公民館を出るときに、小泉町内会長の馬場さんにご挨拶をしました。その時に馬場さんに仰って頂いた言葉が忘れられません。


「5年後、10年後、君たちに子供ができた時に、この震災のことを伝えてください。そして、いつになるか分からないけれど、この畑に再び米が実った時にはまたいらして下さい。にぎり飯でもごちそうしますから。ありがとうございました!これからも頑張ります!」


 馬場さんは、元気で優しいおじいさんです。
震災の後は小泉町のボランティア受け入れ側として、毎日携帯電話で電話をし、来てくれたボランティア参加者に作業の説明をされております。ただでさえ毎日忙しくて大変な馬場さんが、若者に向けて最後に言った「頑張ります!」という力強い一言。僕たちはこの言葉の意味をよく考え、行動に移していかなければなりません。


 これからの社会を作っていく僕達が、被災地に直接行って見たもの、感じたもの。僕達は決してそれらを忘れてはなりませんし、前に進み続けていかなければなりません。今、こうして生かされていることに感謝して、これからの日本を作っていこうと思います。そしてまた僕らが社会の役に立てる人間になった時、陸前高田でにぎり飯を食べたいと思います。


 最後に、様々な縁と偶然が重なって共に活動することのできた「大学生有志の会」の皆様、HISの矢内様、株式会社エイトの白柳社長。皆様のご協力のおかげで今回の活動は大変有意義なものとなりました。心より感謝致します。


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