2011年08月03日

第十五回 活動レポート

SAJ陸前高田復興支援ボランティア活動報告 多摩市教育委員会

SAJ陸前高田復興支援ボランティア活動報告 多摩市教育委員会
集合写真

場所 岩手県陸前高田市気仙町


参加者 多摩市立小・中学校教員及び多摩市教育委員会職員 34名


作業内容 がれき撤去作業並びに草刈作業


感想   
 曇天の陸前高田市に降り立ったとき、言葉を失った。海から四㌔以上離れ、海の匂いはしないこの土地に、震災当日、10mを越す津波が押し寄せたことをにわかには信じられなかった。眼の前に広がるがれきの山、1階部分にブルーシートが張り巡らされている家、なぎ倒されて横たわる電信柱、斜面の10m地点まで潮が押し寄せ、枯れてしまっている笹、じっくり観察を続けるうちに、本当に津波が襲って来たことを実感した。何から手をつければ良いのだろう。見通しが立てられない状況が続いた。


 参加者は、一つずつやるしかないことを理解し、がれき撤去を黙々と始めた。重いものがごろごろしている。洋服やトロフィー、写真や鍋、少し掘り起こすだけで生活を感じる品がたくさん出てくる。人間のはかなさや自然の脅威を感じながら作業を続けた。
 そこへ依頼者が通りかかり、お話することができた。先祖代々受け継いだ土地の変わりようを悲しく思っていることは容易に想像することができた。


「もとの畑に戻したい、そんなことは考えていない。無理なことはわかっている。でも、がれきを見る度に、震災当日を思い出してしまう。早く忘れたい。だからがれきの撤去を依頼したんだ。」という老夫婦の言葉は重く突き刺さった。


 少しでも、がれきを撤去したい。34名の想いは一つであり、時間の許す限り作業を継続した。今回の作業は、ほんの一部分であったと思う。しかし、この作業をとおして学んだことは大きく、今後の教育活動に絶対に生かしていきたい。継続した支援活動を行い、被災された方々が故郷で豊かに過ごせることを目指していきたい。改めて強く感じた。


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作業風景1


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作業風景2


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