2011年09月08日

第四十二回 活動レポート

SAJ陸前高田復興支援ボランティア活動報告 鉄建建設株式会社

SAJ陸前高田復興支援ボランティア活動報告 鉄建建設株式会社
集合写真

 9月7日から9日までの1泊3日の日程で、公益財団法人 School Aid Japan主催の「陸前高田市復興支援ボランティア活動」に、社員35名で参加させて頂きました。
公益財団法人 School Aid Japanとは、同法人が開催するチャリティーイベント等に以前より参加し、交流させて頂いており、今回の陸前高田市復興支援についても、活動趣旨に賛同し、当社の社会貢献活動の一環として、団体ボランティア参加が実現致しました。


 当社は、東日本大震災直後から東北新幹線及び在来線復旧の為に、協力会社と連携し、数百名の人員を被災地に派遣しております。また当社施工の建物の調査復旧を行っており、震災復旧には多くの社員が携わっています。
その為、今回の復興支援活動への関心が高く、平日2日に渡るスケジュールにも係わらず、多くの社員から参加希望の手が上がりました。


 7日23時に水道橋にある本社を大型バスで出発。サービスエリアで3回の休憩をとり、陸前高田市に到着しました。
その後ボランティアセンターへの集合時間まで時間があったため、海岸線の視察を行いました。
何度も見たテレビから流れる映像と同じ風景が目の前に広がり、集積所の瓦礫の山に圧倒され、我々は何が出来るのかと不安感でいっぱいになりました。
ボランティアセンターでは、朝礼・オリエンテイションに参加し、ボランティア依頼場所の小泉公民館付近の田んぼへバスで移動して作業を開始しました。
田んぼは、一面に草が生い茂り、数日前に大雨を降らせた台風の爪あとが残り、一部泥沼状態の箇所がある中、田んぼ再生の為の草刈と瓦礫撤去を2つのグループに作業分担して、午前・午後と作業を行いました。
長時間のバス移動による体の痛みと、寝不足状態と戦いながら、各自が率先して作業を行い、予定していたエリアの作業を無事に終了する事が出来ました。


 翌日の作業は、昨日に引き続き田んぼ再生の為の草刈と瓦礫撤去を行いました。
作業効率を高める為に、ボランティアセンターから草刈機をお借りして作業を進めました。昨日より気温が高く、疲れも溜まっている為に休みを頻繁に取るように心がけましたが、作業に慣れたせいか、草刈と瓦礫撤去は順調に進みました。


 今回のボランティア活動では、作業をやり終えた達成感があるのと同時に、まだ広大な農地が手付かずで広がっている状況に、35名が汗まみれになり2日間で行えた面積の少なさに、無力さを感じてしまいました。
次にボランティアに参加する機会があれば、建設会社の団体ボランティアだからこそ可能な作業道具の持込を行い、より広範囲なエリアの復興作業を行い、被災地に貢献したいと思います。


 沿岸部は、交通インフラやライフラインは未だに復旧半ばの状況で、被災者の生活基盤となる漁業・農業の復興も見込みがたっておらず、これからもさまざまな支援が必要とされている事を肌で感じました。
これからも復興活動のお役に立てるよう、建設業の使命感を持って、支援活動に取り組んでまいります。


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Before


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After


草刈り及び瓦礫撤去の様子.JPG
草刈り及び瓦礫撤去の様子


草刈り機導入で作業効率があがりました.JPG
草刈り機導入で作業効率があがりました


思い出の写真を掘り起しました.JPG
思い出の写真を掘り起こしました


参加者からの声

 あまりの被害の大きさに、これまで現実のもととして到底受け入れることのできなかった大震災が、現地を直接見ることで災害の悲惨さを実感することができました。印象に残っていることは、作業中の私たちに地域の方々は笑顔で挨拶をしてくれ、『みなさんの気持ちに応えてきっとこの街を復興させてみせる』と言っていたことです。機会あればまた参加し、皆さんの力になりたいと思います。


 今回、ボランティアを通じて始めて被災地を訪れました。活動場所は市街地を抜けた田園地帯で、一見何の被害を受けたか分からないような所でした。しかし作業を開始すると土の中では津波で流された家財の破片が散らばっていました。それらを実際に手に取ってみたときに初めて、ここまで津波が襲って来たことがわかりました。これまで何気なく読んでいた新聞記事などでは、起こった事柄を知るだけでしかありませんでしたが、ボランティアを通じてこれからどうすればいいかを考えるようになりました。


 参加する前は、現地の方たちのサポートができるか、皆さんの足をひっぱったりしないか心配していました。実際に参加すると、日本全国からボランティアに来た仲間たちがいて、大変勇気づけられました。
現地の方には慣れない作業と日中の暑さで疲れているとき、声をかけていただき限界以上の力を出すことができました。また片付け掃除時には水まで使わせていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。


 「震災から半年も経過したので多少なりとも復興は進んでいるのかな」と、希望を持って参加致しました。しかしながら、我々の作業箇所である海岸線から数百メートル入った水田付近を始め、道路等、土地、住宅の再生、人間が生活を営む状態にはまだまだ時間を要すというのを実感しました。それでも地元の方々が明るい表情で当時の状況や今の生活について語られていたことには何か救われた気がします。
今回ボランティアに参加した皆が黙々と作業に取り組む姿勢が、「復興への願い」として、僅少でも陸前高田の方々に通じたのではという想いをもち帰路に着きました。


 ボランティアをする喜びと活動を終えた後の達成感、被災者の方から感謝される喜びを実感することができて、非常に貴重な経験をさせていただきました。実際に現地へ行き、活動を行ったことで、現地の状況を知り、復興のためにはまだ時間が必要だと感じ、一日でも早く被災地の方が安心して暮らせるよう、これからもボランティア活動に積極的に参加したいです。

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