2011年08月24日

第三十三回 活動レポート

SAJ陸前高田復興支援ボランティア カゴメ株式会社

SAJ陸前高田復興支援ボランティア カゴメ株式会社
集合写真

 8月24日25日、カゴメ株式会社東京本社の有志総勢33名で、公益財団法人School Aid Japanの主催する陸前高田市のボランティア活動に参加させていただきました。


 早朝6時に陸前高田市に到着。震災から半年が経過していましたが、海岸沿いの光景を目の当たりにした時には皆声を失いました。大きく捻じ曲がった、曲がるはずのない太い鉄塔、到底届くはずがないだろうという高さにある剥がれた看板、滅茶苦茶に荒れ果てた道の駅の建物、基礎工事しか残っていない家の数々。報道等によりある程度は被災地について把握しているつもりでいましたが、目の前の光景からは、ここに生活の息吹があったことが正直イメージできない、報道などからは得られない震災の凄まじさが実感として襲ってきました。


 「自分達に出来ることは何があるのか」との想いを強くし、作業に向けた準備を終えてボランティアセンターへ到着。8時半より受付をして、朝礼及び注意事項の説明と当日の作業割り振りを受けました。私達は農家の方からの依頼により、海水につかった水田の瓦礫撤去と草取りを行うことになりました。


 ボランティアガイドの方と相談をしながら作業を進めていきました。水田には大量の瓦やアスファルト、コンクリートの破片、ガラス片、お箸や鍋の台所用品まで、生活そのものが流されてきて埋まっていました。全員で一心不乱に水田を掘りさまざまな瓦礫や雑草を取り除きましたが、午後2時の終了までに整理できたのは水田1区画の半分程度でしかありませんでした。「以前のように作物が実る場所に戻るのだろうか」「これで本当に役に立てたのだろうか」という不安や無力感も感じました。ボランティアセンターの方からは「小さな積み重ねが大事。大きな復興につながります」との優しい言葉をかけていただきましたが、「自分ひとりで出来る事がいかに小さいか」「復興までには気が遠くなる程多くのエネルギーが必要であること」を現地で痛感しました。


 一方で、ボランティアセンターに続々と集まる団体、個人の方々やボランティア職員の方々から大きな勇気をいただきました。このような皆の想いがある限り必ず復興する日が来るだろうとも感じましたし、自分ひとりで出来る事は小さいけれども、皆で復興を目指して力を合わせ、継続して関わっていくことの大事さを実感しました。


 今回の震災で、誰もが「何かをしなければ」と感じたと思います。そう思ってもなかなか行動に踏み出せない中、ボランティア参加の機会を与えていただき感謝しています。
 小さくとも続けること、繋げること、忘れないこと。その想いを全員が強く持ち、これからも自分達が出来ることをひとつひとつ進めていき、陸前高田の復興を確かめていきたいと思います。


草刈作業風景.jpg


一輪車運搬.jpg


参加者からの声

私自身3月11日に東北支店で地震に遭い、翌々日に東京に戻ることができましたが、東北地方の惨状をメディアで見るにつけ、あのまま何もせず帰ってきてしまって本当に良かったのだろうかと感じていました。今回このような機会を得、微力ながらも復興のお手伝いをできたことで、自分の中でつかえていたものが、少し取れた気がします。

カゴメ株式会社 東京本社 川口浩司


農業を原点とするカゴメチームの役割が農家の支援だったのも「縁」でした。みな頑張りましたが、あの時間でできることはわずかであり、東北の農業の復興には相当の時間がかかると思い知りました。今回の1回限りでは終わらない支援活動が何かできないものか考えてみたいと思います。

カゴメ株式会社 東京本社 斉藤茂幸


現地での説明の中で、「ボランティアはやってあげるのではなく、自分のためにさせてもらう」という言葉が非常に印象的でした。その言葉を受けたあとは、自分のためにできることをするという意識のもと、ささやかではありますが作業ができた、と振返ってみると感じました。

カゴメ株式会社 東京本社 村瀬賢祐


私は1年前まで東北支店に勤めており、東北に何かしたいという思いを持っていましたが、知り合い等に物資を送る事ぐらいしか出来てなく、実際に現地で活動できる機会をいただいて本当に感謝しています。陸前高田は、東北在任中に1度訪れた事があり、うっすらですが、きれいで穏やかな海岸線・レトロでのどかな町並みを記憶していました。朝の海岸線の視察の時に変わり果てた姿を見て、言葉に出来ない想いがあり、あらためて「何かしなければ」・「何かしたい」との想いを強く持ちました。

カゴメ株式会社 東京本社 加藤芳堂

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